顔面けいれん

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顔面神経麻痺と並ぶ健身院の専門分野

顔面神経麻痺と並んで健身院が豊富な治療実績を持つ分野です。延べ2万人以上の患者様を治療してきました。顔面けいれんは顔の筋肉が意志とは無関係に動く病気で、何らかの原因で顔面神経に異常な刺激を受けることで起こります。瞼がピクピク引き攣ることから始まり、ひどくなると目が開けられなくなってしまいます。40代以降の中高年層の発症率が高く、男性よりも女性に多くみられる病気です。お早めの治療をお勧めします。

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顔面けいれんの症状

初期症状としては目の周囲が軽くピクピクとけいれんする程度ですが、次第に同じ側の頬、額、口、顎にけいれんの範囲が広がっていきます。 さらに症状が進行すると、顔が引き攣ってゆがんでしまったり、片方の眼があけられなくなったりします。また、けいれんの振動が内耳に伝わり、耳鳴りがする場合もあります。発症初期には時々しか症状が現れませんが、進行するにつれて、症状が現れる頻度が高くなっていきます。酷くなると、睡眠中にもけいれんすることがあります。また、顔が歪んで人前に出にくくなったり、車の運転がしづらくなったりするなど、日常生活にも支障をきたすようになります。

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健身院の顔面けいれん治療

鍼は顔面けいれんの最も有効な治療法です。当院では開院以来、数多くの患者様の治療に当たってきました。治療法としては、体内にある悪い気の流れを抑えてけいれんを収める「息風止痙」、気の通り道である経絡と筋肉に栄養を与える「濡養経筋」を原則に、「遠近配穴」といって病変近くにあるツボと離れた部位のツボを組み合わせています。皆さまのご参考になるように、当院での具体的な症例をご紹介しましょう。

治療実例─1

患者52歳女性

症状発症当初は時おり左のまぶたがけいれんする程度で、あまり気にしなかったといいます。その後、けいれんの範囲が口角まで広がり、特に仕事などで強いストレスがかかった時にけいれんが激しくなりました。

発症後6年で当院を受診されました。特に仕事などで強いストレスがかかった時にけいれんが激しくなりました。来院された時には殆ど目を開けない状態で、顔面が引き攣って、顔が歪んで見えました。顔面に浮腫ができてめまいがあり、患った側の顔が痒く、舌が腫れるなどの症状が起きていました。半分は諦めの気持ちだったとのことですが、10回の治療が終わる頃には症状が目に見えて軽くなってきました。完治を図るため、さらに10回通っていただきました。その後は再発もなく、笑顔が戻りました。

治療実例─2

患者53歳女性

症状左顔面のけいれんで、仕事が忙しくなってきたら、けいれんの回数が数えきれないほど増えたそうです

顔面のけいれんが始まって8年経過した後の来院でした。来院されたときは、肉体的にも精神的にも酷く落ち込んだ状態でよく眠れないとのことでした。特に左目周辺のけいれんが強いため、口角が右に引っ張られて歪んでいる状態でした。当院で10回の鍼治療を受けたことによって、けいれんの頻度が減り始め、その後も計25回の治療を続けたことで、半年かかりましたが完治しました。※施術効果には個人差があります。

治療実例─3

患者38歳女性

症状右顔面の筋肉が激しくけいれんするようになりました

3年ほど前から突然、右顔面の筋肉が激しくけいれんするようになりました。原因は不明で、ボトックス注射などいろいろ試しましたが、時間がたつにつれて症状が酷くなっていき、精神的な苦痛もあったということです。来院されたときには右目のまぶた、右顔面の筋肉の強いけいれんによって、軽度の筋肉萎縮が見られる状態でした。5回目の治療で、症状が徐々に回復し始め、けいれんの回数が減っていきました。12回の治療でけいれんはほぼ止まり、25回で完治しました。長い治療の道のりでした。

※この病気の鍼治療では強い刺激を与えるのは禁物ですので、電気パルスは行ないません。症状が軽いと一回で治る場合もありますが、最長でもおよそ一年で治癒しています。

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顔面けいれんの原因と治療

顔面けいれんの主な原因としては、血管による顔面神経の圧迫や顔面神経麻痺の後遺症、あるいは頭部にできた腫瘍や動脈瘤の影響等が挙げられます。片側の目と口の周辺がけいれんするときは、頭蓋骨の中を走る血管が顔面神経を圧迫し、けいれんを引き起こすと考えられます。顔の両側がけいれんをする場合の原因はまだ明らかになっていませんが、脳内の異常で顔面神経に障害を生じることが原因のひとつだと言われています。西洋医学での治療法には、筋弛緩剤、精神安定剤などの薬物療法や、ボツリヌス毒素の顔面注射などがあります。いずれも効果が3ヶ月〜6ヶ月しか続かず、効果が切れてきたところでもう一度注射する必要があります。現実問題としては、根治はなかなか難しいと思われます。そこで、手術せずに顔面けいれんを治すなら鍼灸が有力な選択肢になるのです。顔面けいれんは時間が経てば経つほど治りにくくなります。できれば早めの鍼治療をお奨めします。

VOICE患者様の声

※施術効果には個人差があります。

顔面神経痙攣30代女性東京都在住

左眼の下瞼の痙攣の症状が出始めて、眼科で目薬を処方してもらったのですが、症状はどんどんひどくなり、2ヶ月以上続きました。その後、脳の検査をしても原因がわからず。眼科では漢方も処方してもらいましたが、ほかには具体的な治療法ないとのことで、とても落ち込んでいました。仕事上P Cを見るにも痙攣で視界は揺れるし、どんどん気になる一方でした。そんな時友人から痙攣には鍼灸治療が効くかもと聞き、ネットで調べて健身院さんにT E Lするとすぐに治療の予約ができました。1回目の治療後おどろくほど症状が軽減し、その後は良くなったりぶりかえしたりをくり返しつつですが、先生をやさしく、痙攣以外に不眠や肩こりも相談にのってもらい、2 0回の治療後にはほぼ症状が治まり。本当に感謝しています。引き続き通って完治を目指そうと思っています。