顔面神経麻痺

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2023年11月15日『夕刊フジ』に掲載

健身院のスタッフは、鍼灸の本場・中国の大学病院で顔面神経麻痺の治療にあたってきました。顔面神経麻痺が完全に回復するまでの時間を短くすることを目的に治療します。また、リハビリテーションの指導も行いますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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顔面神経麻痺の鍼治療は最初の診断が決めて

「患者様の声」にもあるように、健身院は、病院や他の鍼灸院で治らなかった麻痺を治療してきた実績があります。顔面神経麻痺の患者様の数は延べ154100人。なかには伊豆大島、静岡、青森、仙台など、遠方からおいでの患者様もいらっしゃいます。発症から2週間以内に治療を始めた場合、当院での完治率は9割以上になります。高い治療効果の秘密は鍼灸師のキャリア。

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顔面神経麻痺とは…

顔面神経麻痺には大きくいって二種類あり、片側の顔の筋肉が動かせなくなるベル麻痺と耳に水膨れや瘡蓋ができるハント症候群です。ハント症候群(ラムゼイハント症候群)はヘルペスウィルスが原因とされていますが、ベル麻痺の原因はまだ特定されていません。しかし、近年では、顔面神経の奥に潜伏する常在菌のひとつ、単純ヘルペスウィルスが、急激な寒さに晒されたり、過労、ストレスが原因になるなどして増殖、神経線維に炎症を起こすとする説が有力です。

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顔面神経麻痺に対する治療

西洋医学では、顔面神経麻痺の発症から1週間〜1 0日前後、副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤を投与し症状を抑えたうえで、血流改善剤、ATP剤、ビタミン剤を処方、体質改善を図るのが一般的な治療法です。しかし、それで症状が改善しないときは「しばらく様子を見る」ことになりがちで、これといった治療法は確立していません。一方、鍼灸による治療には、麻痺した顔面神経を修復すると同時に、神経の炎症を鎮める消炎の働きがあります。中国では発症するとただちに鍼治療を受けるのが普通です。顔面神経麻痺は時間が経つと治りにくく、治った場合でも後遺症が残るからです。しかし、脳卒中や脳腫瘍に伴う麻痺、神経が周囲の骨に圧迫され発症した場合は、原因となる病変を治療して取り除かなければ治療効果が現れにくくなってしまいます。従って経験豊富な専門家の見極めが重要です。当院では、こうした症状の場合は、病院の専門医の治療と併行して 鍼治療を受けるようにお奨めしています。

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経筋透刺法による顔面神経麻痺治療

当院では顔面神経麻痺が完全に回復するまでの時間を短くすることを目的に治療します。治療法としては、中国でも最先端の刺鍼技術「経筋透刺法」を導入しています。

透刺法は、一本の鍼で複数のツボを刺激する刺鍼法です。中国の古典医書にも記載されている古くからある手法ですが、現代になって急速に研究が進み、大いに発展しました。鍼を刺し入れる角度と方向によりいくつものやり方があります。皮膚に沿って浅く鍼を入れる方法もあれば、通常より長めの鍼を使ってツボとツボを貫通するように鍼を打つ方法などもあります。あらゆる疾患に使える技ではありませんが、熟練した施術者が行えば顔面神経麻痺などに高い効果を発揮することが知られています。当院ではこの透刺法のなかでも、同時に三つ以上のツボを刺激したり、二つのツボを逆方向に二本の鍼を打って貫き刺激量を増やすなど、より高度な技術である経筋透刺法を駆使して顔面神経麻痺の治療を行ないます。

顔面神経麻痺の鍼治療については診断技術と鍼の手技(鍼を刺す方向や刺激量)が治療効果に大きな影響を与えます。中枢性顔面神経麻痺を除けば、発症から2週間以内に治療を始めた場合、当院での完治率は9割以上になります。ほとんどの方が十数回の治療で、ゆがんだ顔が元の状態に戻ります。軽い症状であれば10日ほどで治ります。また、発症から数年経っている顔面神経麻痺後遺症の患者様も、当院の鍼灸治療によって顔のゆがみがとれ、その後も再発していない方がほとんどです。

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顔面神経麻痺検査法

顔面運動評価法で主に使用されているのは検査者が被検査者を視診で判断する主観的評価法です。柳原法、House-Brackmann法、後遺症評価に重点を置いたSunnybrook法があります。
柳原法(40点)は柳原氏が提唱した顔面神経麻痺の表情筋スコア評価法で、国内で最も一般的に使用されている評価法です。簡単で短時間内に行うことができます。安静時の非対称性と顔面神経の各分枝を考慮した9種類の表情筋運動の合計10項目について3段階で評価します。38点以上は正常で8点以下を完全麻痺とします。

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自分自身で手軽にできるリハビリ

顔面神経麻痺の患者様にとって、リハビリは治療と同じぐらいに重要なものです。

温熱療法
朝起きてすぐに蒸しタオルで顔を温め、夜も寝る前に一回温めるようにしましょう。温めた後は顔に保湿クリームを塗って優しくマッサージを行います。力加減はご自身が気持ちよく感じられる程度で充分です。蒸しタオルはフェイスタオルを水で濡らして絞り、おしぼりのようにくるくる巻いて電子レンジで1分半ほど温めればいいでしょう。蒸しタオルはそのままでは熱いので、電子レンジから取り出してすぐに顔にのせるのは避けましょう。
ミラーバイオフィードバック療法
鏡を見ながら表情筋の動きをコントロールするリハビリです。鏡を見ながら口笛を吹く練習、イーをいう形で口を横に引いて歯を見せる、プーと頰を膨らませる練習などがあります。そのときに注意すべきことは、なるべく額や目の筋肉を動かさないこと。目と口が一緒に動くことがないように、ゆっくり軽く動かすことをイメージしながら行います。同様に、目を閉じる練習、額にしわを寄せる練習をするときも、口元を動かさないように注意しながら行うといいでしょう。例えば、ものを食べるときに無意識のうちに目を閉じてしまったりすることを「病的共同運動」と呼びますが、ミラーバイオフィードバック療法はその発症を防ぐのにも有効です。ただし、この療法にやりすぎは禁物です。特に発症から3ヶ月程度で、まだ口の歪みが残っていたり、目を閉じるのが難しかったりする場合は、無理に行わない方がいいようです。不適切なリハビリを行うとかえって病的共同運動を生じかねません。
治療実例─1

患者48歳男性

病名右末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺)

症状食事のとき御飯が口からこぼれる

病院には行かず、直接当院においでになったケースです。目を閉じることができず、涙が出る。友人の外科医から鍼灸治療が有効だとアドバイスされて来院。仕事の疲れが溜まり、過労が原因で発症したと考えられました。鍼で血行を改善する治療を中心に施術。当初の3日間は毎日、その後は週3回の治療に切り替えて、計14回の通院で完治しました。

治療実例─2

患者46歳男性

病名右顔面神経麻痺(ハント麻痺)

症状耳の内側と後方に水泡がある。目を閉じることができない。口の歪みが目立ち顔面に痛みあり。

頑固な肩こりに悩んでいたのが、突然、顔面神経麻痺を併発したケース。外資系企業にお勤めの方で大変忙しく、海外出張にも頻繁に出かけていました。過労から肩こりとなり顔面神経麻痺を発症。多忙を考慮し特別治療プランを立てました。次回の海外出張までの1ヶ月間、1日おきで集中的に治療をしたのです。その結果、顔の痛みがとれて、耳の中の水泡もなくなりました。出張を終えて帰国されてからも、週2回通っていただくようにしました。ベル麻痺に比べてハント麻痺は治りにくく、治療にも時間がかかりますが、頑張っていただいた甲斐があってほぼ完治。目立つほどの後遺症も残りませんでした。

治療実例─3

患者40代男性

病名ベル麻痺、一週間前に発症

症状左側の目が閉じられない、涙が出る、口元の歪み、耳周辺の痛み。

この病気を中国医学では「口眼歪斜病」と呼びます。文字通り口や目が歪む病気で、疲れが溜まっているときに冷たい風などの邪気(悪い気)に侵されると、気血不和(体内を巡る気と血液の流れが滞る状態)になり、発症すると考えられています。治療としては、「地倉」と頬車、「陽白」と「魚腰」などのツボに特殊な透刺鍼を打つことによって主に体内の邪気を取り除き、血流をよくすることで、詰まった経絡(気の通り道)を開きます。

治療経過:早い段階から始めた治療ですので、経過はいたって順調です。2クールの治療を終えて、目も閉じられるようになり、ひたいと口元のシワがなくなり、耳のいたみも消えました。ただ、疲れる時に少しこわばり感がまだ残っていました。それは日にちが経てば自然によくなります。顔面神経麻痺の針治療はできるだけ早期開始することによって、早期回復に繋がります。そして、拘縮や共同運動などの後遺症リスクも軽減できます。

治療実例─4

患者30代女性

病名ラムゼイハント型顔面麻痺

症状耳に激しい痛み、耳の周辺に水疱があり、涙目、口の歪み。

患者様が異常に気がついたのは、耳に激しい痛みを感じたからです。触ってみると、耳の周辺に水疱ができていました。夜のことだったので、翌日病院に行こうと思ったといいます。ところが朝起きると、歯磨きをするとき水が口からこぼれるようになっていました。鏡を見ると、自分でわかるほど口が歪んでいます。さらに、目を閉じることもできません。慌てて病院に行くと、帯状疱疹による顔面神経麻痺と診断されて、そのまま入院しました。10日間入院しましたが、退院するときも麻痺の症状はよくなっていなかったので、別の鍼灸院を受診し5回治療をしましたが、あまり変化は見られませんでした。当院に見えたのは発症してから20日後のことです。病院では手術を勧められましたが、リスクや後遺症を考えて手術はしないことにしたというお話でした。

治療経過:ラムゼイハント型顔面麻痺は、単純ヘルペスウイルスによる「ベル麻痺」に比べると治りが悪く、治った場合も後遺症を残す確率が大きいことで知られています。耳鳴り、難聴、めまいなどの症状が合併する場合も多いようです。中国医学の見地からいうと、顔にある「陽明経」「少陽経」等と呼ばれる気の通り道の流れが滞り、「風熱の邪気」に侵されることにより、経絡(気の通り道)と筋肉の栄養が失なわれて、発症します。そのため、治療方針として、㈰疎通経絡=経絡の流れをよくする㈪活血祓風=邪気を追い出して血流を改善㈫濡養経筋=元気を失った経絡と筋肉を気血で潤わせるこの三つを目的に鍼を打つこととしました。ツボは主に「陽明経」、補佐的に「少陽経」に属するものを使います。麻痺の部位により微妙に鍼の打ち方を変えることで、治りを早くするよう心がけました。

10回の治療を1クールとして、2クール連続して鍼治療を行い、その結果、顔の麻痺はほとんど回復し、日常生活では全くわからなくなりました。ご本人には、手術をしないでよかったと大変喜んでいただきました。顔面神経麻痺は鍼灸院選びが大切です。

治療実例─5

患者50代男性

病名顔の左右両側で二度、顔面神経麻痺

症状左側高度顔面麻痺

先月からお通いの50代の男性です。この患者様が最初に顔面神経麻痺を発症したのは2年前で、顔の右側の麻痺で来院され、そのときは当院の鍼治療で完治しました。それが今度は左側が発症したのです。今回もベル麻痺ですが、病院で顔面神経機能評価システムによる重症度検査では右健側が100%に対して、左側はわずか20%で高度麻痺となります。

治療経過:発症から2日目に当院にいらっしゃったのですぐに鍼治療を始めました。治療初日は目が閉じられず、涙が止まらない状態で、口もかなりゆがんでいました。それが治療を始めて5回目で涙が止まり、食事も普通に食べられるようになりました。10回目で目を閉じられるようになり、口も少し動くようになりました。頬を膨らませることができて、耳の後ろの痛み、顔面神経麻痺に伴う肩こりも軽減されてきました。現在までに15回の治療を行ない、完治を目指しています。

顔面神経麻痺のなかでも「ベル麻痺」は、一度治ったあとに再発することがあります。再発率はおよそ8%と言われていますが、この患者様のように左右が逆になっての発症が多いのが特徴です。もともと顔面神経麻痺の発症は体内に潜んでいるウイルスが活性化し、環境からくるストレスや感情面でのストレスが引き金となって起きるものです。

中国医学でいうところの「冷気」に晒されて肝気鬱血を起こしたり、気血不和の状態になったりすることで症状が顕れてくるのです。この患者様の場合は糖尿病が持病で、糖尿病の方はそうでない方に比べて顔面神経麻痺を起こしやすい傾向があるようです。ベル麻痺の患者様でお心当たりのある方は、完治したといっても気を抜かず、日頃からできるだけストレスを遠ざけるよう心がけてください。

治療実例─6

患者30代男性 京都在住

病名左側顔面神経麻痺

症状お酒を飲み過ぎた翌朝の朝食のときでした。食べ物が口の端からこぼれ落ちるのに気がついて、慌てて病院にいったそうです。「顔面神経麻痺」という診断でした。治療薬をもらって飲みましたが快癒せず、発症から一週間後に当院に来院されました。

来院されたときには、左の目を閉じることができない状態でした。また、口の左端が垂れ下がっており、口輪筋が麻痺しているため、口から食べたものがこぼれ落ちていたのです。さらに舌の前側2/3は味覚を感じられなくなっていました。「味覚」と一口で言いますが、舌の前の方では甘さや辛さを感じ、奥は主として苦みを感じるようにできています。舌の前の方が麻痺していたので、食べ物がとても苦く感じられたとのお話でした。そのほか舌の先が赤く、脈はやや早い、東洋医学でいう「風熱」の状態にありました。

治療経過:治療としては、まず、滞っていた「気」の通り道の開通を図ります続いて血行をよくし、体に溜まった「風熱」を追い出します。そのために鍼を打つツボは、「風池」(耳の後から中心へ指三本のところ)や「翳風」(耳の後)など、やはり顔面のツボが中心になりますが、局所の血行をよくするために「承漿」(下唇の下)なども使います。こうした治療を10回行い、およそ1ヶ月でほとんど平常に戻りました。病院の先生からは半年かかりますと言われたそうですが思ったよりも早く治り、ご本人は喜んでいました。

治療実例─7

患者38歳の女性

病名左側顔面神経麻痺(ベル麻痺)

症状当初は左眼が完全には閉じず、笑うことが難しく、もちろん話もしにくい状態でした。左耳の裏に痛みあり、ときどき左側の耳に音が異常に大きく聞こえるといいます。

来院されたのは発症から2週間後のことでした。病院でステロイド、メチコパールなどの薬を処方され、神経的な症状は少し改善されたものの、麻痺が依然としてひどいので、知り合いから紹介されて当院を訪ねて来られました。この患者さんの場合、最近新しい職場に移ったばかりとのことでやはりストレスがあったのでしょう、免疫力が低下してヘルペスウイルスが増殖したようです。舌を拝見したところ、中医学でいう「舌質赤・苔薄黄」が現れており、「脈浮」「風熱」の症状があるところから、おそらく気血の流れが悪くなって顔の筋肉に栄養がいきわたらなくなり、顔面神経麻痺を発症したものと考えられました。

治療経過:顔面と顔面神経の出所である耳の裏側に加え、手や足のツボにも鍼を打つ方針で行ないました。麻痺の状態を見ながら、毎回微妙に鍼の打つ角度や深さを変えることにしました。10回の治療(1クール)でおよそ7割が治癒したと判断、現在は完全回復に向けて通院していただいています。

治療実例─8

患者22歳 男性

病名右側顔面神経麻痺(ベル麻痺)

症状右目は閉じることができません。耳の後ろにも痛みがあり、口をきちんと閉じることができないので、水を飲もうとしても唇の端からこぼれてしまう状態でした。

この方は北京出身の留学生です。以前健身院にぎっくり腰で通ったことがある中国大使館の職員からの紹介で来院されました。来日してまだ半年とのことで、初めての異国暮らしで生活環境が変わり、その上コロナの影響で、想像以上のストレスがあったのだと思います。風邪を引いたあとに、突然、顔面神経麻痺になったそうです。

治療経過:脈は浮き、舌質は赤い、舌苔は黄色、耳後ろに痛みあるなどのことから風熱邪気による顔面神経麻痺です。麻痺した神経を早く回復させるために施術方針をたてました。3回目の治療まで顕著な変化は見られませんでしたが、4回目からは少しずつ目を閉じられるようになり、食べ物を上手く飲み込めずに口の右側にたまってしまう症状にも、改善が見られました。その後は日を追ってよくなってきて、10回目の治療でほぼ完治の状態になりました。後遺症を残さないためもう10回通っていただき、治療終了となりました。根気強く治療に通われた甲斐があって、以前の健康な若々しさを取り戻していらっしゃいます。

治療実例─9

患者37歳 男性

病名左側顔面神経麻痺(ベル麻痺)

症状味覚障害があり、まばたきができませんでした。さらに、パピプペポが言いにくい、額にしわを寄せることができない、頬を膨らますのが難しいなど、顔面鍼灸麻痺(ベル麻痺)に特徴的な症状が見られました。左の肩と首はかなり凝っています。

9月に来院された患者さまのケースです。9月26日から舌が痺れ始め、左顔面に徐々に麻痺が出て翌27日にNTT関東病院に入院しました。入院期間は10日間で、症状はまだ残っていたものの、あとは経過を見守るしかないというので退院したそうです。

治療経過:中国語で「疏通経絡」、つまり気の通り道である「経絡」の流れを良くすることを重視しました。口の横にある「地倉」、目の下にある「四白」や頬のやや下にある「頬車」、眉頭にある「攅竹」などのツボに鍼治療を施しました。さらに「活血祛瘀」といって血の巡りを回復させることを心がけました。 患者さんには大変ですが、最初は毎日通っていただきました。その結果、4回目で味覚が正常に戻り、6回目あたりから徐々にまばたきができるようになりました。8回目の治療で水を飲んでもこぼさなくなり、パピプペポが言えるところまで回復し、頬を膨らませることもできました。11回目でほぼ顔全体の機能が回復しました。

治療実例─10

患者40代 男性

病名季節の変わり目の顔面神経麻痺(ベル麻痺)

症状左の目を全く閉じることができない状態でした。右の目が普通ですが、左目は涙目になっています。麻痺のある左側の筋肉が健康な右側に引っ張られるため、左の口の角がたれ下がっていました。

治療経過:朝起きると、顔の左半分が動かないことに気がついたのだそうです。水を飲んでも口の端から零れ落ちてしまいます。 さっそく病院に行くと「顔面神経麻痺」と診断され、すぐに入院することになりました。病院での治療は主としてステロイド剤の点滴だったようです。入院中にインターネットで鍼治療が有効と知り、病院から抜け出して当院にきたというお話でした。仕事はデスクワークとのことで、溜まりに溜まったストレスが引き金となって、顔面神経麻痺を発症したようです。病院での治療と鍼治療を並行して受診したいとの意向で、入院中の病院を毎日抜け出して当院に通われました。

この患者さんの場合、病院を退院後も当院での治療を継続し、3回目の治療あたりから顔の筋肉を多少動かせるようになるなど 徐々に変化が現れ始めました。7回目の治療が終わった後に10日間の出張があり、その後の治療では、疲れのためか症状が少し揺り戻した感じがありました。その後、目を閉じることができるようになり、意識して額に皺を寄せる動きもできるようになりました。また、口元を丸めることもできるようになり、めでたく完治しました。

VOICE患者様の声

※施術効果には個人差があります。

帯状疱疹による顔面神経麻痺50代男性 カメラマン

2023年5月に右耳に水泡が出来、帯状疱疹による顔面神経麻痺で右側の顔面半分が動かない状態になってしまいました。右耳の耳鳴りや難聴も少しある状態で、右目は閉じられず、口は開くと大きく左に歪み、食べる事も飲むことさえも、まともにできない状態でした。病院に1週間入院して、ステロイド点滴を受けましたが全く良くならず、完治するまで2~3ヶ月かかると言われました。また、完全に治らない場合もあると言われてしまい、ショックを受けていました。インターネットで健身院の事を知り、退院してすぐ鍼治療を開始しました。最初の1週間で5回、その後は1日おきに3回、2日おきに2回と回数を減らしながら治療をして頂きました。
治療を開始してから1週間がたったころ、少しずつ右側の目が動き出し、口も少しずつ動きが良くなりました。2週間が過ぎたころ顔の麻痺が急に治りだし、治療を開始してから18日で顔の麻痺は殆どなくなり、飲食も問題なくできるようになりました。あまりにも早く良くなって、びっくりしています。本当にありがとうございました。

顔面神経麻痺40代男性・船橋市在住

朝起きて、鏡をみてみた時に左顔面がうまく動かなくなっていて、表情が左右非対称になることに異変を感じていたら、同日の午後には徐々に症状が重くなり、口から水がこぼれたり、口笛もうまく吹けず、終いにはまばたきもできなくなったため、すぐに近くの耳鼻咽喉科に受診したところ、顔面神経麻痺(ベル麻痺)と診断されました。(*十数年前に発症したことがあり、今回の再発は2回目です。)ステロイド剤など薬を一週間の投与をしてしましたが、なかなか症状が改善されず、仕事の都合上、1日も早く回復をさせたいため、中国鍼灸・健身院に来ました。
鍼を経験したことがなく、最初を少し不安があったのですが、先生に親切に対応していただいたため緊張することもなく、十日間毎日続けて通院しました、治療を始めて3回目から口元から少しずつ動くように感じ始め、5回目ではまだ目を完全に閉じることはできないのですがまばたきができて、涙目も改善されました。7回目では症状がかなり良くなって、目もほぼ閉じることができました。9回目には口笛も吹くことができ、10回目で顔の表情の違和感もなくなり完治することができました。 個人差もあると思いますが、早めに適切な治療が行われ、お陰様で短い時間で完治することができ、笑顔も戻ってきたことに心より感謝申しあげます。コロナの影響が続く中、先生達のお身体もご自愛くださり、皆さまのご健康が守られますよう、お祈り申し上げます。

顔面神経麻痺40代女性・会社員

最初、耳の下あたりが腫れたのかと思い耳鼻科を受診したところ顔面神経麻痺との診断を受けました。当初はまばたきもできないし飲み物も口からこぼれてしまうし日常生活もままならない感じでした。とにかく早く治したかったので、初めは毎日通いました。治療のたびに少しずつよくなっていくのが実感でき、1ヶ月ほどでほとんど気にならなくなりました。だいたい3ヶ月はかかる病気らしいのですが、あまりの速さに耳鼻科の先生も驚いていてどこの鍼灸院かきかれたので紹介しました。先生・スタッフの方達はとても手際がよく信頼できます。
病気になるのは良いことではないですが、こちらを知ることができたのはよかったです。今は慢性的な肩こりを治したくて通っています。これからもよろしくお願い致します。

顔面神経麻痺65歳男性・静岡県在住

平成30年1月末、私は、顔面神経麻痺におそわれました。飲み物は、口からこぼれてしまうし、涙は止まらないし、顔は歪んだままでした。翌日、脳神経外科にかかり、ステロイドなどの治療を受けましたが、一向に治りません。リハビリも行いましたが、ほとんど効果がありませんでした。そんな時、ハリが効くと聞き、地元の鍼灸院へ通いましたが、改善してきませんでした。精神的にパニックになり、いろいろな病院を受診しました。もう、打つ手がないとか、後遺症が残るとか、落ち込むことばかり言われました。その時すでに発症から2ヶ月半たっていて、こんなことをしていては治らないと思い、全国のHPをあさり、東京の健身院さんでみてもらおうと決めました。
毎日かかるようにいわれ、不安と期待をかかえながら、いわれるまま毎日通いました。15日くらいたって、半開きのままだった目が閉じるようになり、口の歪みも少なくなってきました。どんな治療をしてもだめだったのが、少しずつ動き始めました。1ヶ月たつとウィンクができるようになり、顔の歪みも、目立たなくなりました。先生やスタッフの方の励ましにも支えられました。今、9割くらい良くなりましたが、もう少し健身院さんにお世話になろうと思っています。 健身院さんに巡り会えて、本当によかったです。

顔面神経麻痺32歳男性・千葉在住

10月1日、左側の歯が痛くなり、その翌日には顔の動きが悪くなりました。三間そのままにしておいたところ、左側の顔の表情がなくなり、さらに目も閉じられなくなりました。また飲み物も口元からこぼれ、しゃべるときもはっきりした発音ができないようになりました。近所の病院を受診しましたが、薬とマッサージを一緒にすることで、完治まで三か月くらいかかると言われました。私としては、三か月では長すぎると思い、ネットで鍼灸を検索し、最後に中国鍼灸健身院を選びました。最初は指示どおりほぼ毎日通うと、8回目くらいから動きが良くなりました。
現在15回目となり、わずかに水が口元からこぼれますが、見た目は全然わからない程度まで回復できました。先生の話では、あと2,3回で回復できるとのことです。10月8日から通い始めて一カ月少々で回復できたことに本当に嬉しく思います。先生方に感謝しております。

顔面神経麻痺60代女性・横浜在住

昨年末耳からウイルス感染して顔面麻痺になってしまいました。インターネットで顔面麻 痺を調べていると中国鍼灸健身院さんをみつけお電話しました。早々に対応していただき翌日伺いました。鍼灸は初めてでしたので、緊張してドキドキしていましたが、先生、スタッフの方がやさしく親切で安心して施術を受けることが出来ました、院内はコンパクトで清潔で静かなので、リラックスできました。2回3回‥と回を重ねるたびによくなっていること事を実感しました。友人も私の顔をみて良くなっているね!と言ってくれました。健身院さんにお世話になって、本当に良かったと思います。ありがとうございました。

顔面神経麻痺61歳女性・中央区在住

2月の初めに帯状疱疹が耳にできてしまい、出来た所が悪く右側の顔が動かなくなりました、一週間の入院で帯状疱疹によるハント症候群と診断されました。右側の顔が歪み目は半分しか閉じず、口からは食事や水がこぼれる悲惨なものでした。人と接する仕事で気持ちは落ち込み悩んでおりました。鍼灸治療が良いということを聞いたことを思い出して、治療院を探していました、数件電話した所、顔面神経に詳しかった事で4月中旬から健身院でお世話になりました。最初は毎日通いました、日に日に目に見えて良くなっていくのがわかり、気持ちも明るくなりました。もっと早く健身院を訪ねることが出来れば治りも早かったと思います。健身院の先生やスタッフの方に感謝しています、同じような症状の方がいらっしゃったら一日でも早く診て頂いて後遺症がないことを祈っています。

顔面神経麻痺31歳男性・東京都在住

顔面神経麻痺を治療するためこちらにかかる事になりました。神経内科でも診てもらいましたがこの病気には鍼が効くと聞いたので、最初は試す気持ちで鍼を受けてみました。先生がすごいのか、一回目の治療で効果を実感しました。その後回数券を購入し10回治療を受けきったら完全に治りました。ありがとうございました。

※中国出身で、IT関係のお仕事をなさっている方です。

顔面神経麻痺70代女性・浦安市在住

病院で顔面神経麻痺と言われました。それも重症なので治りませんと。西洋医学の限界を感じました。薬以外の方法はないだろうか。 私は昔、鍼のスペシャリストと言われる人から腰痛の治療を受けたことがあります。彼のような人がいないだろうか。 ネットで検索した結果、渋谷に中国鍼の健身院を発見しました。電話をすると「よくなります、早く治療を始めた方がいい」と朱先生の声。 中国鍼は初めてなので、少し不安もありましたが、チャレンジすることにしました。開始して、次の日の朝、重くかゆみのある右目が少し楽になったような。でも、そんなに早く効果が表れるとは思えない、気のせいだろうか。しかし、それから施術を受ける毎に必ず変化が。治らないと言われたこの状況が大きく改善されるかもしれない、希望が湧いてきました。初めの週は4回、次から3回、2回と少しずつ減らしていきました。1回の施術時間は50分、5回目で見た目かなり回復、マスクなしで外に出ても平気です。10回目(1ケ月)で、見た目機能共にかなり回復。あらためて、朱先生の技術の高さに感激しました。友人たちから健身院と中 国鍼について質問ぜめにあっています。朱先生のような優秀な方にたくさん日本に来ていただいて、高度な中国鍼を広めてもらいたいです。